#15 推しのデビュー曲が失恋ソングに変わった話
「もっと、あんな恋がしたくて」
なんて歌っている大吾くんに沸いている間にしれっと失恋してた女の話です。
※めちゃくちゃ文字です
始まりは今年の春、
毎日屍のようになりながら働いている職場での生活も早3年目。
彼氏なし、貯金あり、推しあり
周りは結婚したり出産したりし始めて焦りを感じる20代後半の歳。
単純に多忙過ぎて毎日13〜15時間ぐらい職場にいて、家と往復する日々でした。
気になる人と職場の中で近い立ち位置になって日々のキュンやあれやこれやをフォロワーに話しながらいつの間にか片想いになっていました。
距離が近いだけで嬉しくなったり、他の人から「付き合ったら〜?」なんて冗談で言われるたびに心の中で(それができるもんならしたいわな)と思っていました、今考えたら全然笑える。自意識がすごい。
(ちなみに私は好きなものは好きと言いたい主義(?)なので、ハイチュウを配り歩いて関ジュカレンダーを飾っています)
そして時は1週間前
いよいよなにわ男子のデビュー日
終わらない仕事をやった風に片付け、CDをフラゲしに爆速退勤して、タワレコで写真を撮って、宙吊りポスターを見ながら、「ああ、いよいよなんだな」と喜びを噛み締めるin大阪
店舗の中で初心LOVEが流れる度に涙が出るのを堪えてマスクに埋もれてCDを抱きしめて、帰りの電車の中にスマホで(ありがとうDIGA)ベストヒット歌謡祭を再生して、関ジュ最後の舞台を見届けていました。
大倉Pの見守り、小島健画伯の横断幕、ボイビちゃんたちの拙いメッセージからAぇさんの熱い言葉、AmBitiousとして初めての地上波、全部が心に残っていて、こんなに嬉しくて寂しい門出にも「ありえんくらいに〜」が聞けなかったことにちょっと腹を立てる自分に笑ってしまったりしてました。
次の日から、テレビをつけたらいつもなにわ男子が出ていて、職場に行けば「なにわ男子見たよ!あの子だよね!」って言ってもらえて、なによりメディア向けだったもののあんなに盛大にデビューイベントをさせてもらっていて、本当に嬉しかったです。自分の生活の中にキラキラがたくさん増えた感じ。
西畑担の各位に会った時も、息をするように初心LOVE踊ってた、これはガチ。
そんなデビューからの目まぐるしい日々を過ごしていたある日オタク女子は聞いてしまいました。
「あっ、彼女できました。」
マジで辛い
これは辛い、推しの活動休止よりは辛くないけど。心が死ぬ。
エッ、何?そんなにサラッと言っちゃう感じ?
一応私あなたのこと気になってたんですけどね…一応?一応どころではない、割と。
-どこが好きなんですか?
「…まあ、うーん」
-どっちから付き合うことになったんですか?
「それは、普通に僕から」
普通に、じゃないんよ
エッ?
付き合った?
-いつから付き合ってるんですか?
(自ら傷口を抉る)
「3週間ぐらい前」
私がなにわ男子のデビューに沸いて、アクスタを持って東奔西走走り回っている間に彼女できてた。エッ?
とりあえずフォロワーに言った
「なんか彼女できたらしいwwwwww泣いてるwwwwww」
元気だしなよ、と送られてくる推しの画像と動画。更新されるYouTube。ありがとうございます、心の養分。
こんな推しのデビュー前後を過ごすなんて思ってないですよ………
テレビをつけたら大吾くんは笑ってる、カワイイ。
「自分ばっかりでもうバカみたいだ」
その通り
「そのくせ目が合えば夢みたいだ」
夢であれよ
「もっとあんな恋がしたくてこんなはずじゃなくてシュンとなってキュンとなって初心だね」
初心どころではない
「ジェットコースターみたいに息ができなくて」
ジェットコースター(超下降中)
「ずっと離れたくなくてでもやっぱ言えなくて」
言えないから今こうなってるんですよね
マジで沁みる
こんなに沁みるデビュー曲他にない
テレビで笑ってるなにわ男子眩しすぎる。
絶対このデビュー、いろんな意味で忘れません!(激重)
最後まで読んでくださってありがとうございました…いつかこれも全部笑い話にできたらいいな〜と思って書きました。いつか大吾くんにもこの話で笑ってほしいな〜〜〜〜〜〜
おわり!
「こんなはずじゃなくて」
「ハジメテは全部キミだけ」
「一歩ずつ叶えよう」
「My First Lover」